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,彡. .- ―. .- . 、_ ,. < ; - ´ \ ハ \、 _ ,. . < / ハ ム.-、 \  ̄ / /¨ \ ハ \ \/ / /ヾ ヾ ハ ハ; - 孑 - 、 \、. _. ,. . / / ;;;;x/ /テ‐ -ヾ } ヾム i ; -; ', _ミ 彡 ´ /孑// / ///////Xx 、ヾ /〃 i ハ ヽ ;_ / // / / / /////////////Xx、〃i i ゝ _j,.__ (_/ ハ \ ≦; ミソ´ / ///// / \` ヽX/////// /Xxi i ミー彡 ノoo。Y´ ̄  ̄ ̄``ヽ、 | ̄ ̄ ̄ハ \ー-‐彡 ´ / //々/ ; 彡t,、 \ `ヽX////// i k-彡´ } (づノ__ . . }\ / l \ 彡 ´ /,旬 ≦仍示气ヽ. ヽ `ヽX//,' i ミ.-.‐ ′ |_厶-y==ゥ/l 厂  ̄``ー-、 . ノ ノ)、 | | \ ¨ - ‐´,' マ { 乂 歹 ゞ _ ゙X ,K _>く ̄「ヾ__ \ /´l | . . \// l`ヽ、 l | ゝ_ ;' マ i i i  ̄ ´ `メ / ;' ミ- ‐ rr=ニz __ っ '´__\」 ;| . . ,ィ ト、 . トヽ / | . \| | / / ;' ゝi i i 仍テ心./ / ム, 彡´ {(__ 「 '´ -く入 -= ㌻ i j . ,イ / | .厂l | . _ノ|ニく . l l / 彡 / ,' i i i i ヾ;ツ .}/ / / ム  ̄}/,/ ヽ_) / '´ハ、 | l/ ,l/_ |ノレ1 . |lこ}y′ . | / ´ / ,' i i i i ヾ ′ ¨ ツ 〃 ;' ;'_ ム ,火 'ヾ . . /′ . | __ヽ! ' ̄` | レ'/ / / | / / /i i i i \ 、 /〃 / i /_ム / ,イ ̄``ー← ′ .}′` l |イノrく___ / / | / / / i ム '; i - 〃./ / ,' ム |/ l , -─-、 ハ、 ニ-‐┐ ,イハ「 ̄フ|/ / | / //i , - マリヾ '; ト. , .< / / / / ノ´ 、}' ー‐-┴-、 弋>\__ノ / r┴‐'´ 八 ./ . l ./ // ム__,ヾ i \ ,.... ム´ i〃/ // |/ 彳 r‐─‐′ 仁 ̄ ̄ ̄ ̄| / _  ̄``ヽ、八> -‐ ‐ - .. 〈 ム '; i .`-,, ´ヽ_ ノi ム i ./ / / , -‐r| 二ニつ 二_ ``‐-<¨] |′/ | i / / >ー、_.マ ム ', i ii { .i i .// / 「 代 -‐イ `` ``フ´. . | .i / / } ヽ ム. ヾ ii_ ゝ .i i / 〈( し{ └,ゝ=‐-‐<´ _ノ ̄ ̄ ̄ ̄ / 仁二二ン / ハ > 〃 〈 `ー, __ ...... .._  ̄ \_ノ  ̄ r┴ー-─'´ ̄ ̄``<´ /| i / / `} ̄i ̄ ̄i ̄' 〈. \ `> 、 「 / ``ー- 、 / | . i / ./ .jー┴┬┼-厶=.._ \ ', \ 〈 . ヽ |/ l . .. i ./ / j ー ―-<´ 》》 ≧- ― - ... _ ', `ー-ヽ . . . .. . ... ヽ | l . マ ,/ ./ / ゙ ー ヾ 、  ̄ マ三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三 カード名 . ..: 紅月の娘 理性 ≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ レアリティ...: Ex≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ 汎用スキル...: 【衝撃(1)】 【貫通】≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ カードスキル : 変身時[グロウフレア]の消滅した[エンディング]スキルを敵アルマに発動して交戦/[グロウフレア]からの変身ターン敵アルマは交戦できない≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ 武装化 : コスト Ex -≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ ステータス. ....: AP:02 / RP:05 / CP:04≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ フレーバー : さぁ、進め。あの言葉、あの雄姿を胸に。前へ! ――烈火の姫君三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三 +口上 黄昏の波紋は破滅を呼び、流星の波紋は終わりを齎した。その先に、炎は薄暮へと至り、世界を拡げる。エクストラ・リアライズ![紅月の娘]ッ!by海野藻屑
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カラスの百面相キッド R 火文明 (4) クリーチャー:ドリームメイト 2000 ■S・トリガー ■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、パワー1000以下のクリーチャーをすべて破壊する。 作者:赤烏 収録 DMW-05 「超越編(ディメンションズ・クロス) 第1弾」 DMW-13 「ビギニング・レゾン」 評価 名前 コメント
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廿二史箚記巻二十六 343.歳幣 344.和議? 345.西夏番鹽 346.宋宰相屢改官名? 347.宋節度使☆ 348.繼世爲相 349.三入相☆ 350.四次入相☆ 351.兩次入相 352.王安石之得君? 353.青苗錢不始於王安石? 354.車蓋亭詩? 355.同文館之獄? 356.秦檜文字之禍? 357.秦檜史彌遠之攬權? 358.宋南渡諸將皆北人☆ 359.端平入洛之師? 360.宋史缺傳? 361.張世傑李庭芝姜才? 362.夏貴? 363.宋四六多用本朝事? 前頁 『廿二史箚記』 次頁 巻二十五 宋史 廿二史箚記巻二十六 巻二十七 遼史金史
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10月28日名古屋版朝刊 10月28日 高知版 朝刊 10月28日(木) 北九州版(福岡県)朝刊 関連ページ 10月28日名古屋版朝刊 【船長釈放の】毎日新聞抗議活動2ch本部344【どこが外交敗北だ】 http //yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1287577803/410-411 1面題字下:TBS(カラー) 途中:YKKap(カラー) 毎日新聞名古屋開発(株) 厚生労働省 下:日本図書センター 日本経済評論社 東京図書出版会・リフレ出版 ★★エネルギーフォーラム(こうしてニュースは造られる)★★ 栄光出版社 平河出版社 青萠堂 光村推古書院(3段) 2面下:吉川弘文館 Jリサーチ出版(5段) 3面下:小学館(5段) 4面下:毎日新聞社 週刊新潮(5段) 5面下:OCAJapan(株) 週刊文春(5段) 6面下:オリックス生命保険(株)(5段) 途中:毎日ウィークリー 7面途中:外為どっとコム 9面下:毎日文化センター 興和(株)(5段) 11面下:毎日小学生新聞(2段) 途中:毎日新聞社 12面下:アド大広名古屋 内藤一水社 近鉄タクシー(株)(2段) 13面:(株)ライフサポート(カラー全) 14面下:★アクサ生命保険(株)★(5段) 15面下:名古屋専門店協会(メガネの玉水屋、共生印刷(株)) ★レディースアートネイチャー★(5段) 途中:毎日新聞社 16面下:(株)日本製紙グループ本社(5段) 17面:★★トヨタ自動車★★(全) 18面:★ヤマハ(株)★(全) 19面:王子製紙グループ(全) 20面下:(株)やまやの食卓(カラー7段) 21面下:★JRA★(5段) 22面下:(社)日本コントラクトブリッジ連盟(新宿区)(5段) 途中:まるなか米店 23面下:美学社(天王寺区) 明治国際医療大学 (株)ピーソフ(小牧市)(5段) 26面下:愛知県共済生活協同組合(5段) 27面下:八ッ目製薬 (お詫び)足立産業(株) 毎日フォトバンク ジャパン・アーツぴあ(5段) 途中:中北薬品(株) ハルタ製靴(株) 28面途中:Bridal Collection SPOSA DI MATSUEDA 西松屋(カラー) 下:ナガシマスパーランド(カラー3段) 10月28日 高知版 朝刊 「日本の母は息子の性処理係」毎日新聞が捏造記事182 http //toki.2ch.net/test/read.cgi/ms/1285679471/394-395 一面:「世界バレー」TBS “カラー”、YKKap、毎日検定バンク、政府広報・厚生労働省 講談社出版サービスセンター、東海教育研究所/東海大学出版会、西村書店、双葉社、法学書院、光村推古書院 二面:東邦出版 “3分の1” 三面:ポプラ社 “3分の1” 四面:新潮社 “6分の1”、毎日新聞社 “6分の1” 五面:文藝春秋 “6分の1”、日本食研(株) “6分の1” 六面:オリックス生命 “3分の1” 七面:株式会社日本製紙グループ本社 “3分の1” 十面:外為どっとコム 十一面:MAINICHI WEEKLY 十二面:アクサ生命保険株式会社 “3分の1” 十三面:スポニチ 十四面:JRA “3分の1” 十五面:大和証券グループ(協賛)第69期名人戦 第66期本因坊戦、有限会社ビー・テップ、JAAA 日本広告業協会 十六面:銀座クレフ化粧品 “全面カラー” 十七面:株式会社トクホン 十八面:万田発酵株式会社 “全面” 十九面:毎日新聞社 二十面:(株)ライフサポート “全面カラー” 二十一面:ファイナール “3分の1” 二十二面:ニュージーランド航空、トラピックス 阪急交通社 “3分の1” 二十四面:株式会社日吉夢産地 “2分の1カラー”、御菓子司 冨士屋 二十五面:京つけもの 大安、不二食品株式会社、史蹟天然記念物 龍河洞(財)龍河洞保存会、高知八幡宮 奈良パークホテル、南紀すさみ温泉 Bellevedere(ベルヴェデーレ) “5分の1” 二十六面:宝ヘルスケア株式会社 “全面” 二十七面:まいまいクラブ、海辺の宿 海の華、日本直販 “3分の1” 二十八面:レディースアートネイチャー “6分の1”、井上誠耕園 “6分の1” 二十九面:ハルタ製靴株式会社、(株)ユニバーサル・ゴールデンライフ、八ッ目製薬、グランドギャラリー 毎日新聞大阪社会事業団、JARO 日本広告審査機構、【お詫びとお知らせ】足立産業株式会社 三十面:NHK “カラー”、ナリス コスメティック フロンティア “カラー”、西松屋 “カラー” ロート製薬 “5分の1” 10月28日(木) 北九州版(福岡県)朝刊 「日本の母は息子の性処理係」毎日新聞が捏造記事182 http //toki.2ch.net/test/read.cgi/ms/1285679471/413 四面:宝島社「ツヤっと輝く、40代女子力! GLOW 本日創刊」”全面カラー” 五面:サンデー毎日(★毎日新聞社★)”下3分の1” 八面:万田発酵株式会社(広島県尾道市)(万田酵素プラス温:健康食品:通販)”全面白黒” 九面:週刊英語学習紙 毎日ウィークリー(★毎日新聞社★)”記事中” 十面:寂聴 幸運の鍵 瀬戸内 寂聴 (★毎日新聞社★)”記事中” 十三面:[広告 企画・制作/毎日新聞西部広告局][もぎたて情報畑 さくさく Vol.106] 自然派clubサスティ 株式会社ピュール(糸島市井田)(利尻ヘアカラートリートメント:白髪染め)、 (株)テレマルシェ(東京都豊島区)(デジタルカメラ)。 株式会社ロゼット美容科学(東京都品川区)(ロゼット素肌美システム モイストUVクリーム:化粧品) 株式会社メディエイター(福岡市中央区)(パソコン)”下2分の1” 十八面:日本直販 株式会社総通(通販)”全面白黒” 二十面:興和株式会社 興和新薬株式会社(ザ・ガード コーワ整腸錠:第3類医薬品)”下3分の1左” 毎日通販 毎日福岡会館6F 毎日アドセンター通販事業部(★毎日新聞社の関連会社★)(通販) 福岡県 辛子明太子~極附~ ”中7分の1” 二十七面:毎日文化センター(★毎日新聞社主催のカルチャースクール★)”中7分の1の一部” 二十八面:「開館10周年記念 出光コレクション 吉祥-祝祭のうつわと招福の神々」出光美術館(北九州市門司区) 主催:出光美術館、出光佐三記念美術館、出光興産、★毎日新聞社★”番組欄中” 毎日新聞社関係の広告・全面広告・製薬会社関係のみ投下です 全28面 関連ページ 2010年7月- 12月 毎日新聞に広告を出していた企業
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魔王の娘 ニル コスト 25 レベル 1 MAX 進化元 魔王の子 ニル (A) 進 化 素 材 母なる海の神樹 (樹A+) フロッシュ・ヒーロー (キノコB+) ランク A HP 308 616 進化先 魔王の愛娘 ニル (A+) オヤブンアメタヌキ (タヌキB+) アクアフラウ (フラウC+) MAX Lv 50 攻撃 941 1,883 進化費用 264,000 雨降りのロシェ (ロシェB) フロッシュ・ルーキー (キノコC+) No.0955 Aスキル リエーブレ・レヴリ 敵単体を2回連続攻撃 売却価格 11,500 雨降りのロシェ (ロシェB) - 編集 Sスキル でぃあぼろすのイタズラ♪ (?) 敵単体へ水属性の大ダメージ 入手方法 進化 個別データ 備考
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族長の娘 ナンバー 173 デッキ E プレイ人数 1+ カードテキスト ほかの人が「族長」を出したら、コストなしでこのカードをすぐ出すことができる(通常通り出してもよい)。 ゲーム終了時に石の家なら3勝利点、レンガの家なら1勝利点を追加で得る。 エラッタ なし。 各人コメント こいつにやられたことも助けられたこともある。上段に書いてあるのは効果ではなくてフレーバーテキストだと思う。 -- shoe (2011-04-23 22 33 32) なぜか族長と一緒にドラフトで回ってるところを見たことが無い。 -- くまちゃん (2011-05-02 02 11 06) 石の家3軒ならば父親よりも優れていると言って良いでしょう。多くのボーナス系職業とは違い、自身だけが対象なのも使い勝手が良いです。 -- 名無しさん (2011-08-19 04 19 01) 名前 コメント
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ラタンの娘 私のことについて加筆、お願いしますね!オラ!星崎も全裸で土下座すんだよ♡ この淫夢wikiから生まれた人物。 主に社交場で今日は何の日かを豊かな語彙力で解説しながらHSZKさんをレ◯プしている。 HSZKさんも無抵抗なので、おそらく合意の上でレ◯プされているのだと思われる。はっきり和姦だね。 時々HSZKさんが調子に乗ってラタンの娘を煽るが、大抵その日の内にわからせられる。10分でわからせられた時も。 詩帆さん・SH・ラタンの看板娘とは同一人物の可能性もある。 言葉遣いや性格、生えているかどうかで分かれていると考えられるけど、お前どう? ホモ達の熱い考察が待たれる。 KKRとの別れの原因となった、ホモガキを殴り○した人格もこれではないか推察されている。 関連 AO SH
https://w.atwiki.jp/amizako/pages/564.html
1 ぼくの書生時代の話だから、ずいぶん古いことだ。年代などもハッキリしないが、なんでも、日露戦争のすぐあとだったと思う。 そのころ、ぼくは中学校を出て、さて、上の学校へはいりたいのだけれど、当時ぼくの地方には高等学校もなし、そうかといって、東京へ出て勉強させてもらうほど、家が豊かでもなかったので、気の長い話だ、ぼくは小学教員でかせいで、そのかせぎためた金で、上京して苦学をしようと思いたったものだ。なに、そのころは、そんなのがめずらしくはなかったよ。なにしろ給料にくらべて物価のほうがずっと安い時代だからね。 話というのは、ぼくがその小学教員でかせいでいたあいだに起こったことだ。 (起こったというほど大げさな事件でもないがね)ある日、それは、よく覚えているが、こうおさえつけられるような、いやにドロンとした春先のある日曜日だった。ぼくは、中学時代の先輩で、町の(町といっても××市のことだがね)新聞社の編集部に勤めているRという男をたずねた。当時、日曜になると、この男をたずねるのが、ぼくの一つの楽しみだったのだ。というのは、彼はなかなか物知りでね、それも非常にかたよった、ふうがわりなことを、実によく調べているのだ。万事がそうだけれど、たとえば文学などでいうと、こう怪奇的な、変に秘密がかった、そうだね、日本でいえば平田篤胤《あつたね》だとか、上田秋成《あきなり》だとか、外国でいえば、スエデンボルグだとかウィリアム・ブレークだとか、例の、きみのよくいうボーなども、先生大すきだった。市井《しせい》のできごとでも、一つは新聞記者という職業上からでもあろうが、人の知らないような、へんてこなことをばかにくわしく調べていて、驚かされることがしばしばあった。 彼の人となりを説明するのがこの話の目的ではないから、別に深入りはしないが、たとえば、上田秋成の『雨月物語』のうちで、どんなものを彼が好んだかということを一言すれば、彼の人物がよくわかる。したがって、彼の感化を受けていたぼくの心持ちもわかるだろう。 彼は『雨月物語』は全編どれもこれも好ぎだった。あの夢のような散文詩と、それから紙背にうごめく、一種のへんてこな味が・たまらなくいいというのだ・その中でも『蛇性の婬』と『青頭巾《あおずきん》』なんか、よく声を出して、ぼくに読み聞かせたものだ。 下野《しもつけ》の国のある里《さと》の法師が、十三、四歳の童児を寵愛《ちようあい》していたところ、その童児が病のために死んでしまったので「あまりに嘆かせたまうままに、火に焼きて土にほうむることもせで、顔に顔をもたせ、手に手をとりくみて日を経《へ》たまうが、つひに心みだれ、生きてある日に違《たが》はずたわむれつつも、その肉の腐りただるをおしみて、肉を吸ひ骨をなめ、はたくらひつくしぬ」というところなどは、今でもぼくの記憶に残っている。流行のことばでいえば、変態性欲だね。Rはこんなところがばかにすきなのだ、今から考えると、先生自身が、その変態性欲の持ち主だったかもしれない。 少し話がわき道にそれたが、ぼくがRを訪問したのは、今いった日曜日の、ちょうどひるごろだった。先生あいかわらず机にもたれて、何かの書物をひもどいていた。そこへぼくがはいって行くと、たいへん喜んで、 「やア、いいところへ来た。きょうはひとつ、ぜひきみに見せたいものがある。そりゃ実におもしろいものだ」 彼はいきなりこんなことをいうのだ。ぼくはまた例の珍本でも掘り出したのかと思って、 「ぜひ拝見したいものです」 と答えると、驚いたことには、先生立ち上がって、サッサと外出をしはじめるのだ。そしていうには、 「外だよ。x×観音までつきあいたまえ。きみに見せたいものは、あすごにあるのだよ」 そこで、ぼくは、いったい××観音に何があるのかと聞いてみたが、先生のくせでね、行ってみればわかるといわぬばかりに、何も教えない.しかたがないので、ぼくはRのあとから、だまってついて行った。 さっきもいったとおり、雷でも鳴りだしそうな、いやにどんよりした空模様だ。そのころ電車はないので、半里ばかりの道を、テクテク歩いていると、からだじゅうジットリと汗ばんで来る。町の通りなども、天候と同様に、変にしずまり返っている。時々Rがうしろをふり向いて話しかける声が、一丁も先から聞こえるようだ。ぎちがいになるのは、こんな日じゃないかと思われたよ。 ××観音は、東京でいえば、まあ、浅草といったところで、境内にいろいろな見せ物小屋がある。劇場もある。それがいなかだけに、いっそう廃たい的で、グロテスクなのだ。今時そんなことはないが、当時ぼくの勤めていた学校は、教師にシバイを見ることさえ禁じていた。シバイずぎのぼくは、困ったがね。でも、クビになるのが恐ろしいので、なるべく禁令を守って、このx×観音なぞへは、めったに足を向けなかった。したがって、そこにどんなシバイがかかっているか、見せ物が出ているか、ちっとも知らなかった。 (当時はシバイの新聞広告なんてほとんどなかった)で、Rがこれだといって、ある劇場の看板を指さした時には、非常にめずらしい気がしたものだよ。その看板がまた、かわっているのだ。 新帰朝百面相役者×x丈出演 探偵奇聞『怪美人』五幕 涙香小史《るいこうしようし》の翻案小説に『怪美人』というのがあるが、見物してみるとあれではない、もつともっと荒唐無稽《こうとうむけい》で、奇怪しごくの筋だった。でも、どっか、涙香小史を思わせるところがないでもない。今でも貸本屋などには残っているようだが、涙香のあの改版にならない前の菊判の安っぽい本があるだろう。きみはあれのさし絵を見たことがあるかね。今見なおすと、実になんともいえぬ味のあるものだ。この××丈出演のシバイは、まあ、あのさし絵が生きて動いている、といった感じのものだったよ。 実にきたない劇場だった。黒い土蔵みたいな感じの壁が、なかばはげ落ちて、そのすぐ前を、ブタのないドブが、変な臭気を発散して流れている。そこへきたないはなたれ小僧が立ちならんで、看板を見上げているつまあ、そういった景色だ。だが、看板だけはさすがに新しかった。それがまた、実に珍なものでね。普通のシバイの看板書きが、西洋流のまねをして書いたのだろう、足がまがった紅毛碧眼《こうもうへきがん》の紳士や、からだじゅう襞《ひだ》だらけで、ばかに顔のふくれあがった洋装美人が、さまざまの格好で、日本流のミエを切っているのだ。あんなものが今残っていたら、すてきな歴史的美術品だね。 湯屋の番台のような格好をした、無蓋《むがい》の札売《ふだう》り場で、大きな板の通り札を買うと、ぼくらはその中へはいっていった。 (ぼくはとうとう禁令をおかしたわけだ)中も外部に劣らずきたない。土間には仕切りもなく、一面に薄よごれたアンペラが敷いてあるきりだ。しかもそこには、紙くずだとか、ミカンやナンキン豆の皮などが、いっぱいにちらばっていて、うっかり歩いていると、気味のわるいものが、ぺったり足の裏にくっつく、ひどいありさまだ。だが、当時はそれが普通だったかもしれない。現にこの劇場なぞは、町でも二、三番目に数えられていたのだからね。 はいってみると、もうシバイははじまっていた。看板どおりの異国情緒に富んだ舞台面で、出て来る人物も、皆西洋人くさいふん装をしていた。ぼくは思った、 「これはすてきだ、さすがにRはいいものを見せてくれた」とね。なぜといって、それは当時のぼくたちの趣味に、ピッタリあてはまるようなしろものなんだから。……ぼくは単にそう考えていた。ところが、あとになってわかったのだが、Rの真意はもっともっと深いところにあった。ぼくにシバイを見せるというよりは、そこへ出て来るひとりの人物、すなわち看板の百面相役者なるものを観察させるためであった。 シバイの筋もなかなかおもしろかったように思うが、よく覚えていないし、それにこの話にはたいして関係もないから略するけれど、神出鬼没《しんしつきぼつ》の怪美人を主人公にする、非常に変化に富んだ一種の探偵劇だった。近ごろはいっこうはやらないが、探偵劇というものも悪くないね。この怪美人には座頭《ざがしら》の百面相役者がふんした。怪美人は警官その他の追跡者をまくために、目まぐるしく変装する。男にも、女にも、老人にも、若人《わこうど》にも、貴族にも、賤民《せんみん》にも、あらゆる者に化ける。そこが百面相役者たるゆえんなのであろうが、その変装は実に手に入ったもので、舞台の警官などよりは、見物のほうがすっかりだまされてしまうのだ。あんなのを、技神に入るとでもいうのだろうね。 ぼくがうしろのほうにしようというのに、Rはなぜか、土間のかぶりつきのところへ席をとったので、ぼくたちの目と舞台の役者の顔とは、近くなった時には、ほとんど】間ぐらいしか隔たっていないのだ。だから、こまかいところまでよくわかる。ところが、そんなに近くにいても、百面相役者の変相は、ちっとも見分けられない。女なら女、老人なら老人に、なりきっているのだ。たとえば、顔のしわだね。普通の役者だと、絵の具で書いているので、横から見ればすぐばけの皮が現われる。ふっくらとしたほおに、やたらに黒いものをなすってあるのが、こっけいに見える。それがこの百面相役者のは、どうしてあんなことができるのか、ほんとうの肉に、ちゃんとシワがきざ玄れているのだ。そればかりではない。変装することに、顔形がまるでかわってしまう。不思議でたまらなかったのは、時によって、丸顔になったり、細面になったりする。目や口が大きくなったり小さくなったりするのは、まだいいとして、鼻や耳の格好さえひどくかわるのだ。ぼくの錯覚だったのか、それとも何かの秘術であんなことができるのか、いまだに疑問がとけない。 そんなふうだから、舞台に出て来ても、これが百面相役者というこ之は、想像もつかぬ。ただ番づけを見て、わずかにあれだなと悟るくらいのものだ。あんまり不思議なので、ぼくはそっとRに聞いてみた。 「あれはほんとうに同一人なのでしょうか。もしや、百面相役者というのは、ひとりではなくて、大ぜい替え玉をひっくるめての名称で、それがかわるがわる現われているのではないでしょうかし 実際ぼくはそう思ったものだ。 「いや、そうではない。よく注意して、あの声を聞いてごらん。声のほうは変装のようにはいかぬかして、たくみにかえてはいるが、みな同一音調だよ。あんなに音調の似た人間がいく人もあるはずはないよ」 なるほど、そう聞けば、どうやら同一人物らしくもあった。 「ぼくにしたって、何も知らずにこれを見たら、きっとそんな不審を起こしたに相違ない」Rが説明した。 「ところが、ぼくにはちゃんと予備知識があるんだ。というのは、このシバイがふたをあける前にね、百面相役者の××が、ぼくの新聞社を訪問したのだよ。そして、実際ぼくらの面前で、あの変装をやって見せたのだ。ほかの連中は、そんなことにあまり興味がなさそうだったけれど、ぼくは実に驚嘆した。世の中には、こんな不思議な術もあるものかと思ってね。その時の××の気炎がまた、なかなか聞きものだったよ。まず欧米における変装術の歴史をのべ、現在それがいかに完成の域に達しているかを紹介し、だが、われわれ日本人には、皮膚や頭髪のぐあいで、そのまままねられない点が多いので、それについていかに苦心したか、そして、結局、どれほどたくみにそれをものにしたか、というようなことを実に雄弁にしゃべるのだ。団十郎だろうが、菊五郎だろうが、日本広しといえどもおれにまさる役者はないという鼻息だ。なんでもこの町を振り出しに、近く東京のひのき舞台を踏んで、その妙技を天下に紹介するということだった。 (彼はこの町のうまれなのだよ)その意気や愛すべしだが、かわいそうに、先生芸というものを、とんだはき違えて解釈している。何よりもたくみに化けることが、俳優の第一条件だと信じきっている。そして、かくのごとく化けることのじょうずな自分は、いうまでもなく天下一の名優だと心得ている。いなかから生まれる芸には、よくこのたぐいのがあるものだがね。近くでいえば、熱田《あつた》の神楽獅子《かぐらじし》などがそれだよ。それはそれとして、存在するだけの値うちはあるのだけれど…」 このRのくわしい注釈を聞いてから舞台を見ると、そこにはまた、いっそうの味わいがあった。そして見れば見るほど、ますます百面相役者の妙技に感じた。こんな男が、もし、ほんとうのどろぼうになったら、きっと、永久に警察の目をのがれることができるだろうとさえ思われた。 やがて、シバイは型のごとくクライマックスに達し、カタストロフィに落ちて、惜しい大団円を結んだ。時間のたつのを忘れて、舞台に引きつけられていたぼくは、最後の幕がおりぎってしまうと、思わずハッと深いためいきをついたことだ。 2 劇場を出たのは、もう十時ごろだった。空はあいかわらず曇って、ソヨとの風もなく、妙にあたりがかすんで見えた。ふたりとも黙女として家路についた。Rがなぜだまっていたかは、想像のかぎりでないが、少なくもぼくだけは、あんまり不思議なものを見たために、頭がポーッとしてしまって、ものをいう元気もなかったのだ。それほど、感銘を受けたものだ。さて、めいめいの家への分かれ道に来ると、 「きょうはいつにない愉快な日曜でした。どうもありがとう」 ぼくはそういって、Rに別れようとした。すると、意外にもRはぼくを呼び止めて、「いや、ついでに、もう少しつきあってくれたまえ。実は、まだきみに見せたいものがあるのだ」 という。それがもう十一時時分だよ。Rはこの夜ふけに、わざわざぼくをひっぱっていって、いったい全体何を見せようというのだろう。ぼくは不審でたまらなかったけれど、その時のRの口調が、妙に厳粛に聞こえたのと、それに当時、ぼくはRのいうことには、何でもハイハイと従う習慣になっていたものだから、それからまたRの家まで、テクテクとついて行ったことだ。 いわれるままに、Rの部屋へはい二丶そこで、つりランプの下で、彼の顔を見ると、ぼくはハッと驚いた。彼はまっさおになって、ブルブル震えてさえいるのだ。何がそうさせたのか、彼が極度に興奮していることは、一目でわかる。 「どうしたんです。どっか悪いのじゃありませんか」 ぼくが心配して聞くと、彼はそれには答えないで、押入れの中から古い新聞のとじ込みを捜し出して来て、いっしょうけんめいにくっていたが、やがて、ある記事を見つけ出すと、震える手でそれを差し示しながら、 「ともかく、この記事を読んでみたまえ」 というのだ。それは彼の勤めている社の新聞で、日付を見ると、ちょうど一年ばかり以前の竜のだった。ほくは何がなんだか、まるでキツネにつままれたようで、少しもわけがわからなかったけれど、とりあえずそれを読んでみることにした。 見出しは「またしても首どろぼう」というので、三面の最上段に、鹽二段抜きでのせてあった。この記事の切抜きは、記念のために保存してあるがね、見たまえこれだ。 近来諸方の寺院ひんぴんとして死体発掘の厄《やく》にあうも、いまだ該犯人の捕縛を見るにいたらざるは、時節がらまことになげかわしぎ次第なるが、ここに、またもやいまわしき死体盗難事件あり。その次第をしるさんに、去る×月×日午後十一時ごろ、×県×郡×村字×所在×寺の寺男×某(五〇)が、同寺住職のいいつけにて付近の檀家《だんか》へ使いに行き、帰途同寺境内の墓地を通過せるおりから、雲間をいでし月影に一名のくせ者がクワをふるって新仏《にいぼとけ》のどまんじゅうを発掘せるありさまを認め、腰を抜かさんばかりに打ち驚き、どろぼうどろぼうと呼ばわりければ、くせものもびっくり仰天、雲をかすみとにげうせたり。届け出により時を移さず×警察×分署長××氏は二名の刑事を従え現場に出張し取り調べたるところ、発掘されしは去る×月×日埋葬せる×村字××番屋敷××××の新墓地なること判明せるが、くせ者は同人のカンオケを破壊し、死体の頭部を鋭利なる刃物をもって切断し、いずこにか持ち去れるもののごとく、無残なる首なし胴体のみ土にまみれて残りおれり。一方、急方により×裁判所××検事は現場に急行し、×署楼上に捜査本部を設け、百方手を尽して犯人捜査につとめたるも、いまだなんらの手がかりを発見せずと。該事件のやり口を見るに、従来諸方の寺院を荒しまわりたるくせ者のやり口と符節を合わすがごとく、おそらく同一人のしわざなるべく、くせ者は脳髓の黒焼きが万病にきき目ありという古来の迷信により、かかる挙にいでしものならんか。さるにても、世にはむごたらしき人鬼もあればあるものなり。 そして終わりに「ちなみに」とあって、当時までの被害寺院と首を盗まれた死人の姓名とが、五つ六つ列記してある。 ぼくはその日、頭がよほど変になっていた。天候がそんなだったせいもあり、一つは奇怪なシバイを見たからでもあろうが、なんとなく、ものにおびえやすくなっていた。で、このいまわしい新聞記事を読むと、Rがなぜこんなものをぼくに読ませたのか、その意味は少しもわからなかったけれど、妙に感動してしまって、この世界が何かこうドロドロした血みどろのもので満たされているような気がしだしたものだ。 「ずいぶんひどいですね。ひとりでこんなにたくさん首を盗んで、黒焼き屋にでも売り込むのでしょうかね」 Rはぼくが新聞を読んでいるあいだに、やっぱり押入れから、大きな手文庫を出して来て、その中をかきまわしていたが、ぼくが顔を上げてこう話しかけると、 「そんなことかもしれない。だが、ちょっとこの写真を見てごらん。これはね、ぼくの遠い親戚《しんせき》にあたるものだが、この老人も首をとられたひとりなんだよ。そこの『ちなみに』というところに××××という名まえがあるだろう、これはその××××老人の写真なんだ」 そういって、一葉の古ぼけた手札形の写真を示した。見ると裏には、まちがいなく新聞のと同じ名まえが、へたな手蹟でしたためてある。なるほど、それでこの新聞記事を読ませたのだな。ぼくは一応合点することができた。しかし、よく考えてみると、こんな一年も前のできごとを、なにゆえ今ごろになって、しかもよる夜中、わざわざぼくに知らせるのか、その点がどうも解《げ》せない。それに、さっぎからRがいやに興奮している様子も、おかしいのだ。ぼくはさも不思議そうにRの顔を見つめていたに相違ない。すると彼は、 「きみはまだ気がつかぬようだね。もういちどその写真を見てごらん。よく注意して。……それを見て、何か思いあたる事柄はないかね」 というのだ。ぼくはいわれるままに、そのしらが頭の、しわだらけのいなかばあさんの顔を、さらにつくづくながめたことだ。するときみ、ぼくはあぶなくアッと叫ぶところだったよ。そのばあさんの顔がね、さっきの百面相役者の変装の一つと、もう寸分違わないのだ。しわのより方、鼻や口の格好、見れば見るほど、まるで生ぎうつしなんだ。ぼくは生涯《しようがい》のうちで、あんな変な気持ちを味わったことは、二度とないね。考えてみたまえ、一年前に死んで、墓場へうずめられて、おまけに首まで切られた老婆が、少なくとも彼女と一分一厘違わない、あるほかの人間が(そんなものはこの世にいるはずがない)××観音のシバイ小屋で活躍しているのだ。こんな不思議なことがありうるものだろうか。 「あの役者が、どんなに変装がうまいとしてもだ、見も知らぬ実在の人物と、こうも完全に一致することができると思うかね」 Rはそういって、意味ありげにぼくの顔をながめた。 「いつか新聞であれを見た時には、ぼくは自分の目がどうかしているのだと思って、別段深くも考えなかった。が、日がたつにしたがって、どうもなんとなく不安でたまらない。そこで、きょうはさいわい、きみの来るのがわかっていたものだから、きみにも見くらべてもらって、ぼくの疑問を晴らそうと思ったのだ。ところが、これじゃ疑いが晴れるどころか、ますますぼくの想像が確実になって来た。もう、そうでも考えるほかには、この不思議な事実を解釈する方法がないのだ」 そこでRは一段と声をひくめ、非常に緊張したおももちになって、 「この想像は非常にとっびなようだがね、しかし、まんざら不可能なことではない。まず、当時の首どろぼうときょうの百面相役者とが、同一人物だと仮定するのだ。 (あの犯人はその後捕縛されてはいないのだから、これはありうることだ)で、最初は、あるいは死体の脳ミソをとるのが目的だったかもしれない。だが、そうしてたくさんの首を集めた時、彼が、それらの首の脳ミソ以外の部分の利用法を、考えなかったと断定することはできない。一般に犯罪者というものは異常な名誉心を持っているものだ。それに、あの役者は、さっきも話したとおり、うまく化けることが俳優の第一条件で、それさえできれば、日本一の名声を博するものと、信じきっている。なおその上に、首どろぼうが偶然シバイ好きででもあったと仮定すれば、この想像説はますます確実性をおぴて来るのだ。きみ、ぼくの考えはあまりとっぴすぎるだろうか。彼がぬすんだ首からさまざまの人肉の面を製造したという、この考えは・…・・」 おお、 「人肉の面」! なんという奇怪な、犯罪者の独創であろう。なるほど、それは不可能なことではない。たくみに顔の皮をはいで、剥製《はくせい》にして、その上から化粧をほどこせば、りっぱな「人肉の面」ができ上がるに相違ない。では、あの百面相役者の、その名にふさわしい幾多の変装姿は、それぞれに、かつてこの世に実在した人物だったのか。 ぼくは、あまりのことに、自分の判断力を疑った。その時の、Rやぼくの理論に、どこか非常な錯誤があるのではないかと疑った。いったい「人肉の面」をかぶって、平気でシバイを演じうるような、そんな残酷な人鬼が、この世に存在するであろうか。だが、考えるにしたがって、どうしても、そのほかには想像のつけようがないことがわかって来た。ぼくは一時聞前に、現にこの目で見たのだ。そして、それと寸分違わぬ人物が、ここに、写真の中にいるのだ。また、Rにしても、彼は日ごろ冷静をほこっているほどの男だ。よもやこんな重大なことがらを、誤まって判断することはあるまい。 「もしこの想像があたっているとすると(実際このほかに考えようがないのだが)すてておくわけにはいかぬ。だが、今すぐこれを警察に届けたところで、相手にしてくれないだろう。もっと確証を握る必要がある。たとえば、百面相役者のつづらの中から、 「人肉の面」そのものを捜し出すというような。ところで、さいわいぼくは新聞記者だし、あの役者に面識もある。これはひとつ、探偵のまねをして、この秘密をあばいてやろうかな。……そうだ。ぼくはあすからそれに着手しよう。もしうまくいけば、親戚《しんせき》の老婆の供養にもなることだし、また社に対しても非常なてがらだからね」 ついには、Rは決然として、こういう意味のことをいった。ぼくもそれに賛意を表した。ふたりはその晩二時ごろまでも、非常に興奮して語り続けた。 さあ、それからというものは、ぼくの頭はこの奇怪な「人肉の面」でいっぱいだ。学校で授業をしていても、家で本を読んでいても、ふと気がつぐと、いつの間にかそれを考えている。Rは今ごろどうしているだろう。うまくあの役者にちかづくことができたかしら。そんなことを想像すると、もう一刻もじつとしていられない。そこで、たしかシバイを見た翌女日だったかに、ぼくはまたRを訪問した。 行ってみると、Rはランプの下で熱心に読書していた。本は例によって、篤胤《あつたね》の『鬼神論《きじんろん》』とか『古今妖魅考《ここんようみこう》』とかいう種類のものだった。 「ヤ、このあいだは失敬した」 ぼくがあいさつすると、彼は非常におちついて、こう答えた。ぼくはもう、ゆっくり話の順序など考えている余裕はない。すぐさま問題をきり出した. 「あれはどうでした。少しは手がかりがつきましたか」 Rは少しけげんそうな顔で、 「あれとは?」 「ソラ、例の『人肉の面』の一件ですよ。百面相役者の」 ぼくが声を落として、さも一大事という調子で、こう聞くとね、驚いたことには、Rの顔が妙にゆがみだしたものだ。そして、今にも爆発しようとする笑い声を、いっしょうけんめい殺している声音《こわね》で、 「ああ『人肉の面』か、あれはなかなかおもしろかったね」 というのだ。ぼくはなんだか様子が変だと思ったけれど、まだわからないで、ボンヤリ彼の顔を見っめていた。すると、Rにはその表情がよほど間が抜けて見えたに相違ない。彼はもうたまらないという様子で、やにわにゲタゲタ笑いだしたものだ。 「ハハハハハ、あれはきみ、空想だよ。そんな事実があったら、さぞ愉快だろうというぼくの空想にすぎないのだよ。……なるほど、百面相役者は実際珍しい芸人だが、まさか『人肉の面』をつけるわけでもなかろう。それから、首どろぼうのほうは、これは、ぼくの担当した事件で、よく知っているが、その後ちゃんと犯人があがっている。だからね、この二つの事実のあいだにはなんの連絡もないのさ。ぼくが、それをちょっと空想でつなぎ合わせてみたばかりなのだ。ハハハハ。ああ、例の老婆の写真かい。ぼくにあんな親戚なぞあるものか。あれはね、実は新聞社でうつした、百面相役者自身の変装姿なのだよ。それを古い台紙にはりつけて、手品の種に使ったというわけさ。種明かしをしてしまえばなんでもないが、でも、ほんとうだと思っているあいだは、おもしろかっただろう。この退屈ぎわまる人生もね、こうして、自分の頭で創作した筋を楽しんでいけば、相当愉快に暮らせようというものだよ。ハハハハ」 これで、この話はおしまいだ。百面相役者はその後どうしたのか、いっこううわさを聞かない。おそらく、旅から旅をさすらって、どこかのいなかで朽ちはててしまったのでもあろうか。 ([写真報知し大正十四年七月)
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チャプター入手アイテム メモリアップ バンク拡張ドライブ ファーム開発キット ファーム拡張プラグイン [部分編集] チャプター入手アイテム チャプター 入手アイテム 入手方法 3 メモリアップ ボス「メフィストさん」を倒す メモリアップ ボス「茅場トオル」を倒す 4 ファーム開発キット 重要クエスト「人の消えるエレベーター」のダンジョン「デジタルスペース」宝箱(ボス付近) ファーム拡張プラグイン ダンジョン「クーロンLv.3」の宝箱(ボス付近) 5 メモリアップ 重要クエスト「あるハッカーの正義」クリア報酬 メモリアップ 重要クエスト「ハイスクールクッキング」クリア報酬 メモリアップ ダンジョン「アヴァロンサーバー」宝箱(一つ目のマップの上) ファーム拡張プラグイン ダンジョン「サブクエスト「黄金卿のデジモン」クリア報酬 ファーム拡張プラグイン 重要クエスト「あるハッカーの正義」のダンジョン「ドリーミンのアジト」宝箱 ファーム拡張プラグイン 重要クエスト「盗まない泥棒」のダンジョン「水族館のバックドア」宝箱 6 メモリアップ ダンジョン「アンダークーロンLv.3」宝箱(三つ目のマップの中央) 7 メモリアップDX デジモンズアジトのボス「k」を倒す メモリアップ 重要クエスト「愛の伝道!シスタモン」クリア報酬 ファーム拡張プラグイン 重要クエスト「愛の伝道!シスタモン」クリア報酬 8 ファーム拡張プラグイン ダンジョン「電脳犯罪捜査課サーバー」宝箱(マップ上) メモリアップ ダンジョン「クーロンLv.4」のボス「指名手配ハッカー」を倒す メモリアップ 重要クエスト「デジマーケット存続戦争」クリア報酬 9 メモリアップ 重要クエスト「ナビットさんオブ・ザ・デッド」クリア報酬 メモリアップ ダンジョン「保坂のサーバー」宝箱 メモリアップ ダンジョン「保坂のサーバー」のボス「保坂」を倒す 10 ファーム拡張プラグイン ダンジョン「アンダークーロンLv.4」宝箱(ボス付近) ファーム拡張プラグイン ダンジョン「ヴァルハラサーバー」宝箱(二つ目のマップ) バンク拡張ドライブ 重要クエスト「調達人の正体」のクリア報酬 バンク拡張ドライブ ダンジョン「ヴァルハラサーバー」の宝箱(三つ目のマップの左側) メモリアップ サブクエスト「すぐ届けます」クリア報酬 メモリアップ ダンジョン「ヴァルハラサーバー」のボス「イーター」を倒す 11 ファーム拡張プラグイン ダンジョン「発電所サーバー」の三つ目のマップ左上 ファーム開発キット ダンジョン「発電所サーバー」の三つ目のマップ右下 バンク拡張ドライブ ダンジョン「アヴァロンサーバー」の宝箱(三つ目のマップ) メモリアップ サブクエスト「匿名希望の理由」クリア報酬 メモリアップ ダンジョン「アヴァロンサーバー」宝箱(一つ目のマップ) メモリアップ ボス「デモンズハッカー」を倒す 13 ファーム拡張プラグイン サブクエスト「暴食からの依頼」クリア報酬 ファーム開発キット サブクエスト「妖狐と少女」クリア報酬 メモリアップ 重要クエスト「YHS428」のダンジョン「渋谷デジタルシフト」宝箱 メモリアップ 重要クエスト「YHS428」クリア報酬 14 ファーム拡張プラグイン 重要クエスト「逃亡犯ヒーロー」のダンジョン「上野デジタルシフト」(二つ目のマップ下) ファーム拡張プラグイン ダンジョン「kのサーバー」の二つ目のマップ一番左 バンク拡張ドライブ 重要クエスト「新都市ディメンジョン」のダンジョン「東京都庁」の三つ目のマップ バンク拡張ドライブ ダンジョン「kのサーバー」の二つ目のマップ左上 メモリアップ 重要クエスト「新都庁ディメンション」クリア報酬 メモリアップ 重要クエスト「逃亡犯ヒーロー」クリア報酬 16 ファーム拡張プラグイン 重要クエスト「怪人デジ面相の財産」のダンジョン「怪人デジ面相のサーバー」宝箱 ファーム拡張プラグイン ダンジョン「秋葉原???」の一つ目のマップ下 ファーム開発キット ダンジョン「秋葉原???」の右上 メモリアップ サブクエスト「争いはやめようよ」クリア報酬 メモリアップ サブクエスト「争いは止めましょう」のダンジョン「天使のサーバー」の二つ目のマップ左上 メモリアップ 重要クエスト「喫茶店の裏メニュー」のボスを倒す メモリアップ ボス「御島龍司」を倒す(一戦目) メモリアップ ダンジョン「秋葉原???」でボス「御島龍司」を倒す(二戦目) 17 ファーム拡張プラグイン 重要クエスト「四宮リナのグルメ珍道中」のクリア報酬 ファーム拡張プラグイン 重要クエスト「四宮リナのグルメ珍道中」のダンジョン「アンダークーロンLv.5」のボス付近 ファーム拡張プラグイン 重要クエスト「暴走の邪龍」クリア報酬 メモリアップ 重要クエスト「先輩のリハビリ」クリア報酬 メモリアップ アルカディモン超究極体を倒す メモリアップ イーター第二形態を倒す 18 バンク拡張ドライブ ダンジョン「中野地下道」の三つ目のマップ メモリアップ ダンジョン「イーターEDEN」の宝箱 [部分編集] メモリアップ チャプター 入手方法 3 ボス「メフィストさん」を倒す 3 ボス「茅場トオル」を倒す 5 重要クエスト「あるハッカーの正義」クリア報酬 5 重要クエスト「ハイスクールクッキング」クリア報酬 5 ダンジョン「アヴァロンサーバー」宝箱(一つ目のマップの上) 6 ダンジョン「アンダークーロンLv.3」宝箱(三つ目のマップの中央) 7 デジモンズアジトのボス「k」を倒す 7 重要クエスト「愛の伝道!シスタモン」クリア報酬 8 ダンジョン「クーロンLv.4」のボス「指名手配ハッカー」を倒す 8 重要クエスト「デジマーケット存続戦争」クリア報酬 9 ダンジョン「保坂のサーバー」宝箱 9 ダンジョン「保坂のサーバー」のボス「保坂」を倒す 10 サブクエスト「すぐ届けます」クリア報酬 10 ダンジョン「ヴァルハラサーバー」のボス「イーター」を倒す 11 サブクエスト「匿名希望の理由」クリア報酬 11 ダンジョン「アヴァロンサーバー」宝箱(一つ目のマップ) 11 ボス「デモンズハッカー」を倒す 13 重要クエスト「YHS428」クリア報酬 13 重要クエスト「YHS428」のダンジョン「渋谷???」の三つ目のマップ 14 重要クエスト「新都庁ディメンション」クリア報酬 14 重要クエスト「逃亡犯ヒーロー」クリア報酬 16 サブクエスト「争いは止めましょう」クリア報酬 16 重要クエスト「喫茶店の裏メニュー」のボスを倒す 16 ボス「御島龍司」を倒す(一戦目) 16 ダンジョン「秋葉原???」でボス「御島龍司」を倒す(二戦目) 17 重要クエスト「先輩のリハビリ」クリア報酬 17 アルカディモン超究極体を倒す 17 イーター第二形態を倒す 18 ダンジョン「イーターEDEN」の宝箱 [部分編集] バンク拡張ドライブ チャプター 入手方法 3 ダンジョン「金融企業サーバー」宝箱(二つ目のマップの一番下) 10 重要クエスト「調達人の正体」のクリア報酬 10 ダンジョン「ヴァルハラサーバー」の宝箱(三つ目のマップの左側) 11 ダンジョン「アヴァロンサーバー」の宝箱(三つ目のマップ) 14 重要クエスト「新都市ディメンジョン」のダンジョン「東京都庁」の三つ目のマップ 14 ダンジョン「kのサーバー」の二つ目のマップ左上 16 サブクエスト「争いはやめようよ」クリア報酬 18 ダンジョン「中野地下道」の三つ目のマップ [部分編集] ファーム開発キット ※デジファームの「島」を一つ増やせるアイテム チャプター 入手方法 4 重要クエスト「人の消えるエレベーター」のダンジョン「デジタルスペース」宝箱(ボス付近) 11 ダンジョン「発電所サーバー」の三つ目のマップ右下 13 サブクエスト「妖狐と少女」クリア報酬 16 ダンジョン「秋葉原???」の右上 [部分編集] ファーム拡張プラグイン ※デジファームの「島」をランクアップできるアイテム。ランクアップするとファームグッズを置ける数が増える チャプター 入手方法 4 ダンジョン「クーロンLv.3」の宝箱(ボス付近) 5 サブクエスト「黄金卿のデジモン」クリア報酬 5 重要クエスト「あるハッカーの正義」のダンジョン「ドリーミンのアジト」宝箱 5 重要クエスト「盗まない泥棒」のダンジョン「水族館のバックドア」宝箱 7 重要クエスト「愛の伝道師!シスタモン」クリア報酬 8 ダンジョン「電脳犯罪捜査課サーバー」宝箱(マップ上) 10 ダンジョン「アンダークーロンLv.4」宝箱(ボス付近) 10 ダンジョン「ヴァルハラサーバー」宝箱(二つ目のマップ) 11 ダンジョン「発電所サーバー」の三つ目のマップ左上 13 サブクエスト「暴食からの依頼」クリア報酬 14 重要クエスト「逃亡犯ヒーロー」のダンジョン「上のデジタルシフト」(二つ目のマップ下) 14 ダンジョン「kのサーバー」の二つ目のマップ一番左 16 重要クエスト「怪人デジ面相の財産」のダンジョン「怪人デジ面相のサーバー」宝箱 16 ダンジョン「秋葉原???」の一つ目のマップ下 17 重要クエスト「四宮リナのグルメ珍道中」のクリア報酬 17 重要クエスト「四宮リナのグルメ珍道中」のダンジョン「アンダークーロンLv.5」のボス付近 17 重要クエスト「暴走の邪龍」クリア報酬
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第二十五章 第二十五章~本編~ 第二十五章~真野ちゃん~ 第二十五章~キャプ愛理~ 第二十五章~やじうめ~